院長ひでかずのブログ

ひでかず歯科口腔外科クリニック、院長の佐藤英和です。「院内広報キトキト」のテーマ記事、「院長ひでかずの小話」などを掲載していきます。皆様に少しでもお役に立ましたら幸いです。

口内炎が繰り返しできて困る ~再発性アフタ~【院内広報キトキト第50号】

(注意)こちらは、2022年4月発行の、院内広報キトキト第50号の記事の一部です。

 

 こんにちは、4月になりました。

 新生活が始まる方もいらっしゃるでしょうか。

 今回は、当院を受診いただく方に比較的多い「口内炎」が、治る、できるを繰り返してしまう再発性アフタ」についてです。

 再発性アフタは、口腔粘膜の疾患のうち、最も頻度が高いとされています。

 

再発性アフタの原因

 頻度の多い疾患ですが、その原因は不明とされています。

 過労、精神的ストレス、胃腸障害、ビタミン不足、ウイルスや細菌感染、薬剤アレルギー、自己免疫疾患などが原因の可能性として挙げられています。

 全身の病気である「ベーチェット病」「スウィート病」「クローン病」などの一症状として出現することもあります。

 

当院の再発性アフタの治療

 一般的な療法は、副腎皮質ステロイド薬含有の軟膏や貼付薬、噴霧薬など局所療法ですが、それに加えて、漢方エキス剤の治療に同意をいただける方は、漢方エキス剤による治療の併用を検討します。

 口内炎に効能または効果がある漢方エキス製剤を、患者さんのおからだの傾向により選択します。服用回数などは、症状の程度、年齢、全身状態や生活スタイルなどを考慮し検討します。

 漢方エキス剤は、顆粒や細粒、いわゆる「粉」の薬が多いですが、メーカーや種類によっては、錠剤やカプセル剤の製品もあります。

 漢方は「粉が苦手」「苦いのがイヤだ」というお話を伺うことがありますが、お薬の特徴をうまく利用して、再発性アフタに悩む方の症状が少しでも軽くなることに、お役に立てましたら幸いです。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

ひでかず歯科口腔外科クリニック 

院長 佐藤英和