院長ひでかずのブログ

ひでかず歯科口腔外科クリニック、院長の佐藤英和です。「院内広報キトキト」のテーマ記事、「院長ひでかずの小話」などを掲載していきます。皆様に少しでもお役に立ましたら幸いです。

口腔機能低下症 検査の対象年齢が4月から50歳以上になります【院内広報キトキト第49号】

(注意)こちらは、2022年3月発行の、院内広報キトキト第49号の記事の一部です。

 

 こんにちは、3月になりました。

今回は「口腔機能低下症」について少しお話いたします。

 本広報第26号でも取り上げました「オーラルフレイル」、それが進行したものが「口腔機能低下症」と考えられています。口腔機能低下症は、左記のように、いくつかのお口の機能低下が合わさって生じる病態とされています。

 

「口腔機能低下症」の下位症状と、当院で実施可能な評価

1.口腔衛生不良状態:舌苔の付着程度の評価

 舌の汚れ具合を評価します。

2.口腔乾燥:口腔粘膜湿潤度の評価(口腔水分計)

 口腔水分計という、舌にあてる機器を使用して、乾燥の評価をします。

3.咬合力低下:残存歯数の計測

 現在ある歯の数を評価します。

4.舌口唇運動機能低下:オーラルディアドコキネシスによる評価

 オーラルディアドコキネシス:ここでは、5秒間に、「パパパパパ・・・」「タタタタタ・・・」「カカカカカ・・・」をそれぞれ何回言えるかを評価します。

5.低舌圧:舌圧測定(舌圧測定器

舌圧測定器という機器を使用して、舌の圧力を評価します。

6.咀嚼機能低下:グミゼリーによる咀嚼能率スコア法

検査用のグミゼリーを、30回噛んで、どれだけバラバラにできるかを評価します。

7.嚥下機能低下:自記式質問票による評価

飲み込みに関する質問票を記入いただき、その結果を評価します。

 

 

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最後までご覧いただきありがとうございました。

ひでかず歯科口腔外科クリニック 

院長 佐藤英和