(注意)こちらは、2021年5月発行の、院内広報キトキト第39号の記事の一部です。
こんにちは、5月になりました。
今回は、「生理的(せいりてき)口臭」について少しお話をいたします。
「生理的」という言葉は、からだの機能や組織に関するさま、という意味で用いられ、生理的口臭とは、健康な誰もが、あって当たり前な口臭と考えられます。
とくに生理的口臭が出現しやすい場面は、左下記(2023年11月補足)のとおりです。
起床時
睡眠中の唾液量の低下・口腔乾燥・発汗などにより、口腔内の汚れ・細菌の増加・免疫の低下など環境が悪化することで生じるとされます。
空腹時や疲労時
空腹やストレスによるからだの変化で生じるとされます。
緊張時
緊張やそのストレスに伴い、唾液量の低下やからだの変化が生じることなどで生じるとされます。
飲食・喫煙による
口腔内に食べ物の残りかすや、タバコに含まれるタールなどが残ることで生じるとされます。
嗜好物・飲食物・薬物による
ニンニクやアルコールの摂取、一部の薬物などの服用で、血液中のそれらの濃度が高まると生じるとされます。
ホルモンの変調などに起因する
妊娠時・月経時・思春期・更年期には、ホルモンの変調に伴い
生じることがあるとされます。
参考:日本口臭学会 口臭への対応と口臭症治療の指針2014
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和