(注意)こちらは、2023年8月発行の、院内広報キトキト第65号の記事の一部です。
お暑うございます。8月になりました。
当院では、お子様の口臭が気になり心配になるご家族の方や、中学生の頃から口臭に悩んでいる方から診察依頼を受けることがあります。
今回は、東京都学校歯科医会2019年3月発行「においの科学 知っておきたい口臭のABC」を参考に、小学生・中学生の口臭の実態ついて少し情報提供をいたします。
小学校低学年の約3人に1人、小学校高学年や中学生になると約半数に、実際に口臭があるようです。
口臭の発生に影響するリスク要因が、未処置歯(むし歯など)や歯垢(プラーク)ではなく、舌苔(ぜったい)であるという結果は、意外に思われるかもしれません。
舌苔は、揮発性硫黄化合物の中でも、硫化水素(卵が腐ったようなにおい)の占める割合が高いとされます。
舌の清掃には、舌みがき専用の器具や「やわらかい」歯ブラシ(硬いのは舌が傷つきます)で、1日1回、起床直後(朝食前)に行えばよいとされます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和