(注意)こちらは、2023年5月発行の、院内広報キトキト第62号の記事の一部です。
こんにちは。5月になりました。
今回は、口臭の原因で挙げられる臭気物質が、どんなにおいなのかを取り上げます。
口臭の評価は、口臭の強弱と左(補足:本ブログでは、下方になります)に挙げます揮発性硫黄化合物(硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド)の濃度に強い相関が認められるとされ、現在は揮発性硫黄化合物を測定して口臭の程度を評価することが一般的とされています。
揮発性硫黄化合物と、そのにおい
・硫化水素 : 腐った卵のような臭い
・メチルメルカプタン : 腐った玉ねぎのような臭い
・ジメチルサルファイド : 腐ったキャベツのような臭い
その他の臭気物質のにおい
口臭成分としての検出量は少ないが、においに含まれることもある物質
・ アンモニア : し尿(小・大便の混合)のような臭い
・ トリメチルアミン : 腐った魚のようなにおい
・ インドール : 大便のようなにおい
・スカトール : おならや大便のようなにおい
・イソ吉草酸 : むれた足や靴下のようなにおい
・酪酸 : バターや乳の腐ったようなにおい
・プロピオン酸: 刺激的な酸っぱいにおい
・カプロン酸 : 汗くさいにおい
・アセトン : つんとする甘ぐさいにおい
・アセトアルデヒド : つんとする酸っぱいにおい
参考:
・ においの科学 2019 東京都学校歯科医会
・ 口臭への対応と口臭症治療の指針2014 日本口臭学会
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和