(注意)こちらは、2023年4月発行の、院内広報キトキト第61号の記事の一部です。
こんにちは。4月になりました。
院長ひでかずは、昨年の終盤に病気を患い、当初は症状、仕事や生活への支障から、病気への不安がつきまといましたが、主治医の先生の診察や治療、家族のサポートにより、症状の軽減とともにその不安は和らいでいきました。支えてくださった皆様に感謝です。
病気を患うこと、患っていることに不安になるのは、当然であると思いますが、しかしそれが度を越えると、「病気不安症」という病気が疑われることがあります。
MSDマニュアル家庭版によりますと、「病気不安症」は、「自分は重篤な病気にかかっている、またはかかりつつあると思い込む精神障害」と、されています。
かつては「心気症」と言われました。
・自分は病気にかかっている、あるいはかかっているのではないか、と深刻に心配するため、強い苦痛を感じ、日常の役割を果たすのが難しくなる。
・医療者から徹底的な評価によって重篤な病気が否定されたにもかかわらず、自分は重篤な病気にかかっている、またはかかりつつある、と心配し続ける。
・ささいな身体症状や、正常な身体機能を誤解し、過度の不安を抱く。
これらにより人間関係や仕事などの成績の悪化を来たす可能性もあります。
その治療は、医療者との協力的な信頼関係が有益とされ、とくに定期的な受診は効果が期待できるようです。症状にあまり改善がみられない場合は、主治医の診察を継続しつつ、精神科医の受診が有益なことがあるようです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和