(注意)こちらは、2022年12月発行の、院内広報キトキト第58号の記事の一部です。
こんにちは、今年ももうすぐ終わりです。
院長ひでかず、11月下旬に発症した「頚椎椎間板ヘルニア」による「頚椎症性神経根症」の影響で、広報作成がしばらく困難でしたが、ようやく少し痛みを伴うものの、広報作成に支障がなくなってまいりました。今回は私も右腕に経験しましたが、「痛み」の種類についてです。痛みを大きく分けると3つに分類されます。複数の種類の痛みが重複すると、診断や治療の難しさを感じます。
①侵害受容性疼痛
炎症、感染、外傷、熱などの、「侵害刺激」により、侵害受容体が刺激されて生じる痛みです。当院で診察させていただく口内炎、口腔カンジダ症、口腔扁平苔癬などで痛みを伴う場合は、これによると考えられます。
②神経障害性疼痛
末梢神経や中枢神経の損傷や障害により生じる痛みです。帯状疱疹による痛み、外傷による神経障害性疼痛はこれによると考えられます。
③痛覚変調性疼痛
侵害受容器の活性化・体性感覚神経系の障害なしに生じる痛みです。舌痛症・バーニングマウス症候群などによる口腔粘膜の痛みは、これによると考えられます。
【参考】
・東京都歯科医師会雑誌 2022 Vol.70 口腔顔面領域に生じる第3の痛み 野間 昇
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和