(注意)こちらは、2019年9月発行の、院内広報キトキト第19号の記事の一部です。
こんにちは。9月となりました。
まだまだ暑い日が続きそうですが、体調にお気をつけください。
当院に、唇が荒れる、腫れるという症状で来院される方は少なくありません。
今回は唇が腫れる病気のひとつ、「接触性口唇炎」についてです。
【接触性口唇炎】
【症状】
唇のかゆみ、ひりひり感などの自覚症状を伴います。唇の腫れ、赤み、乾燥、かさぶた、むくみ、亀裂などを生じます。
【原因】
リップクリーム、口紅、サンスクリーンなどの化粧品、歯磨剤、マンゴーなどの食物が考えられています。ご自身で唇をなめる刺激で生じる口唇炎(剥離性口唇炎)も鑑別に挙がります。
【治療】
何が原因と考えられるかを十分に問診します。その上で、疑われる製品の使用を控えることが原則です。
口唇炎に対しては、ステロイドを含む外用薬の使用を検討します。
また、乾燥を伴う場合はワセリンなどでの保湿も検討します。
必要に応じ、皮膚科やアレルギー科の先生への診察依頼も検討いたします。
参考:口腔内科学 永末書店
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和