院長ひでかずのブログ

ひでかず歯科口腔外科クリニック、院長の佐藤英和です。「院内広報キトキト」のテーマ記事、「院長ひでかずの小話」などを掲載していきます。皆様に少しでもお役に立ましたら幸いです。

ビタミンB2と口腔粘膜 【院内広報キトキト第7号】

(注意)こちらは、2018年9月発行の、院内広報キトキト第7号の記事の一部です。

 

 こんにちは、9月になりました。

 口内炎を主訴に受診する患者様より、「この症状はビタミンが不足しているせいですか?」と質問をいただく機会が増えております。

 今回は、「ビタミンB2と口腔粘膜」についてです。

 

ビタミンB2(リボフラビン)が不足すると

*皮膚・粘膜の局所の免疫機能や細胞の維持機能の破綻を来しやすくなるとされます。

→成長障害、口唇炎舌炎口角炎脂漏性皮膚炎などを生じるとされます。

 

ビタミンB2不足の要因 

*消耗性疾患(がん・慢性感染疾患など) *ストレス

*肝疾患 *糖尿病  *極端なダイエット

*薬剤(抗菌薬・経口避妊薬など)の内服 など

*取りすぎ(過剰症)になることはないようですので、必要に応じサプリメントで補うのも一つかもしれません。
 
(2023年10月補足)
 かといって、適量を超えた摂取はお控えください。
 また、1か月以上使用し効果に乏しい際は、服用を見直したほうがよいかもしれません。
 

【参考】

*日本ビタミン学会ウェブサイト内「やさしいビタミンの話」

*岸本麻子ら:口角炎について 耳鼻 56 : 101-110 , 2010

*新栄養学 第3版 医歯薬出版

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最後までご覧いただきありがとうございました。

ひでかず歯科口腔外科クリニック

院長 佐藤英和