院長ひでかずのブログ

ひでかず歯科口腔外科クリニック、院長の佐藤英和です。「院内広報キトキト」のテーマ記事、「院長ひでかずの小話」などを掲載していきます。皆様に少しでもお役に立ましたら幸いです。

夏バテと口腔粘膜 【院内広報キトキト第6号】

(注意)こちらは、2018年8月発行の、院内広報キトキト第6号の記事の一部です。

 

 こんにちは、8月になりました。

 記録的な猛暑、大雨による災害、かつてない進路の台風など、自然は甘くないなと感じざるをえません。そして、暑さは私たちの体力を奪っていきます。

 さて、今回は「夏バテと口腔粘膜」です。

 

【夏バテの今昔】

一昔前の夏バテ:高温多湿の夏

食欲低下や食事の偏り:冷たい飲食による胃腸機能の低下

大量の発汗

睡眠不足 など

現在の夏バテ:冷房による室内外の大きな温度差

自律神経失調症状(めまい・頭痛など)がさらに加わる

 

バテ漢方医学的病態「証」

気虚:「気」(元気・生命エネルギー)を十分に作れない

脾虚疲労倦怠に加えて、寝汗・食後の眠気・倦怠、消化器系の機能低下

 

気虚および脾虚の口腔粘膜への影響

l味覚の低下、口腔カンジダ、口乾(口はかわくが、水はあまり飲みたくない)、慢性の繰り返す口内炎、舌の痛み・違和感などの症状が伴う可能性が考えられます。

 

【参考】

①2018年5月国分寺市医師会漢方研究会 新井信先生 講演内容       

日本東洋医学会 専門医のための漢方医学テキスト

 

hidekazu-shika.jp

最後までご覧いただきありがとうございました。

ひでかず歯科口腔外科クリニック 

院長 佐藤英和