(注意)こちらは、2019年7月発行の、院内広報キトキト第17号の記事の一部です。
こんにちは。7月となりました。
ウィルスが原因とされる口内炎ついて、前回はヘルペスについてお届けしましたが、今回は手足口病についてです。
「手足口病」とは、子どもを中心に夏に流行する、手・足・唇やお口の粘膜に症状が出る、ウィルス感染症です。成人でもかかります。【2023年10月補足:院長ひでかず、37歳時にかかりました。】
【症状の特徴】
軽い発熱(出ない子もいます)・食欲不振・のどの痛みといった症状から始まり、発熱から2日過ぎたあたりから、手のひら、足の裏に赤みを伴う小さな水ぶくれを生じ、唇や舌、お口の粘膜に口内炎を生じてきます。おしりやひざに赤い皮疹を伴うこともあります。皮疹は1週間から10日で自然に消えてくるとされます。まれに重篤な病気になる子もいるとされます。
【治療】
残念ながら特効薬、特別な治療はありません。症状に応じた対応、水分や栄養の補給をできるだけ行うことが大切です。
【予防】
残念ながら、ワクチンはありません。子どもがたくさん集まる施設や場所では、感染しやすい傾向があるようです。手洗いをしっかり行うこと、子どものうんちの処理を適切に行うこと、タオルは共用しないことなどが挙げられます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長 佐藤英和