(注意)こちらは、2019年6月発行の、院内広報キトキト第16号の記事の一部です。
こんにちは。6月となりました。梅雨のジメジメした季節、体調や気分が沈みがちになりそうですね。
今回は、ウィルスが原因とされる口内炎についてです。
「ヘルペス」と聞きますと多くの方は、唇にプツプツと症状の出る「口唇ヘルペス」を思い浮かべるかもしれません。風邪を引いたときや疲れ、ケガや手術など免疫が低下した状態、ストレスがたまった状態の際に症状を呈するとされます。
多くの方は子どもの頃に初めて感染しますが、近年は成人になって初感染となる方も増えているようです。
【症状の特徴】
発熱やだるさなどの症状とともに、初めて感染した際は、歯ぐきやお口の粘膜に小さな水ぶくれが多発します。水ぶくれはすぐに破れて、いわゆる口内炎となります。
痛みを伴うため、食事や水を摂りにくくなり、栄養状態の悪化や、脱水を起こすことも考えられます。歯みがきやうがいのしづらさもあって、口臭がみられることもあります。数日すると解熱し、口腔粘膜の症状はおよそ2週間で治癒するとされています。
【治療】
発症後、できる限り早めに抗ウィルス薬を開始すると、症状の消失をわずかながら早められるようです。安静を図ること、水分・栄養の補給が大切です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ひでかず歯科口腔外科クリニック
院長佐藤英和